こんにちはー!!
今日のテーマは、「幼児期にしか伸びない能力が人生を決める?!(←うそ、ほんと?)遺伝、環境どっちが重要?」です。
データを根拠にまとめてみました。子育てのベースの知識としてぜひ読んでみてください: )
<内容>
1.なぜ幼児期は大事なのか?
子どもの1日は大人の1年に匹敵するとか、「幼児期は大事」とよく言われます。
なぜ幼児期は大事なのでしょうか?
色んな観点があると思いますが、その中の答えのひとつに「いろいろな能力の基礎が7~10歳までにできてしまうから」というのもあると思います。
その能力とは、いわゆるIQと言われている認知能力(記憶力、言語表現力、空間把握力、推測力、巧緻性、数字把握力など)、音感、言葉の音の聞き分け(rとlなど)、運動能力などなど、色んな能力に及びます。
私は特にIQを専門に勉強して子どもに知育を教えていましたが、IQについては下記の通りいわれています。
認知能力(IQ)は、非認知能力同様に重要な要素であることに違いはありません。高いIQと高い学業成績は関連していることが数多く証明されています。また、上述のように、IQは恒常性を持ち、7~10歳(18歳とする研究成果も多数ある)の時のIQがその後のその人のおよそのIQである、ということもわかっています。
またIQの高い人はより豊かで恵まれた人生を歩めることもわかっています。
児童期の低IQは、青年期の非行行動、10代での妊娠率、暴力行動といった事と関連するだけでなく、将来の心臓病、脳卒中、ガンなどの死亡率の高さと関連しているという研究も2017年にイギリスから発表されています。その理由として、高いIQの人の方が、健康知識が豊富で喫煙率が低く、良い職場環境にいる一方、低IQの人は、喫煙率が高く、化学物質が多いなど悪い職場環境に身を置いていることが多いことを挙げています。
そう、上記の二つの引用をまとめると7~10歳(18歳という研究もあり)で決まるIQで人生の豊かさが変わってしまう側面があるのです。
でも、IQがすべてかというとそういうわけではありません。
今日では、認知能力(IQ等)よりもgrid(やりきる力)などの非認知能力の重要性が指摘されますが、重要なことは、「子供の頃のIQが人生の大半を決める」ということが神話(事実でない)なのであって、「児童期のIQがその後も人生と全く関係ない」ということではないのです。
豊かな人生を送るには、たくさんの要素があります。
非認知能力・認知能力・仲間・家族・運・スポーツ・語学力。。
その中で認知能力に限ってみたときに、それ単体で見ると高い人のほうがいい結果が出てるよ、ということです。なので、私はIQだけ!IQ絶対!のIQ信者ではないので誤解しないでくださいね!
ただ、上記の通り認知能力(IQ)は高いほうがよい人生を送れる可能性が高まります。また、7~10歳(18歳の説もある)である程度規定される側面はあります。
2.IQは伸びるの?
「へー、IQって大事なんや。
ほな、幼児期にIQあげられるんだったらあげといた方がええな~」(ミルクボーイ風)
と思いませんか?!ちなみに私は思ったので知育の先生を志しました。(単純なんです)
IQは幼少期のト
レーニングでぐんと向上させることができます。
実際に5年でIQが40くらいあがる子の事例も見ました。
(私はプリスクールは経営2年で、これは私が修行させてもらったスクールの生徒様です。きちんと毎年田中ビネー式の知育検査を全生徒さんで受けて結果を残されていました。
私が見せてもらっていた子たちもどんどん伸びていましたよ!)
脳の「使えば発達する」「続ければ身につく」「楽しいと吸収する」という特性を生かしてあげればいいのです。
ただ、無理やりずっと椅子に座らせてやらせても伸びませんよ。
脳とは生涯を通じて伸ばしていくものなので、お子様に脳を使うことを「楽しい!もっとやりたい!」と思ってもらえることを目指しましょうー: )
そう思ったお子様は、小学校に入っても「勉強楽しいー!」となるはずです。
IQト
レーニングにお金はかかりません。ただ、保護者の方の多少の根気と時間が必要です。
また、IQト
レーニングとはいっても一番大事なことは、充実した愛情たっぷりの保育です。↓子どもの発達を促す保育環境については、こちらの記事を参照ください。
kurokolife.com
また運動・音楽や日常の体験などあらゆることが子どもの脳を発達させます。
充実した環境で、たくさんの体験をさせてあげてくださいね!
それ以外により認知機能を向上をサポートするものとして、知育的な遊びを日常生活に取り入れることを私はお勧めしています。
ぜひ取り入れてほしい遊びの種類は、主に下記5領域にわかれます。
①言葉・②数・③手先巧緻性・④空間認知・⑤記憶
①~⑤で個別におうちでワーママ&パパでも短い時間でも楽しめる遊びの記事をかきますね!書いたらこの記事にもリンクはります。
②数の記事ができました!(2020/5/29)他記事もたしていきますね!
それとはちょっと別ですが、積み木の遊びもとってもおすすめです。
3.音楽・スポーツ・IQ、何を伸ばせばいいのか?
第2章までで知育について熱く語ってしまいましたが、
幼児期に能力がある程度決まるという意味においては、音楽・運動など様々な分野も同様なようです。
幼児期にしか身につかない能力があります。絶対音感は6歳までにしか身につかないといわれています。
6歳を過ぎると、脳の配線がほとんど成長を終えてしまい、残り10%ほどしか発達の余地がないからです。
幼児期にしか身に付かない能力は、絶対音感だけに限りません。すべての脳を使う資質が、6歳までに9割がた決定してしまうのです。
そんなことを言われても、仕事だってあるしそんなに音楽に運動に勉強に語学に、子どもになんでもやってあげられるわけではありません。
私もそうです。日々仕事に、子育てに、あっという間に一日が終わってしまいます。気が付いたら娘5歳。上をみると6歳までってあおられてる。あぁぁぁぁ。。
そこでふと我に返ってみます。
子育ての目的とはなんでしょう?
もちろん「かわいく・かっこよく育ってほしい」「運動・音楽が得意になってほしい」というのもありますが、
一番の目的は、「自立」ではないでしょうか。
私はそうです。親がいなくても自立して楽しく生きていける子になってもらえればと思っています。(あわよくば社会で活躍・貢献してほしいけど、まずは自立かなと。)
そのためには、非認知能力(
目標に向かって頑張る力
、他の人とうまく関わる力
、感情をコントロールする力)はもちろん大事です!これらは日々のしつけや集団・家族生活の中で身に着けていくべきものです。また、音楽や運動を頑張る中で身につくものも大きそうですよね。
では認知的能力・スキルは何があれば、子どもは自立した大人になれるでしょう?
アーティストやスポーツ選手一家であれば、後で解説する遺伝的要素が元から強いのでその道でプロになり食べていくこともできるかもしれません。
ただ、一般的な人(そう、私ですw)は、頭で考え価値を生み出して広げていくのが自立への一番の近道なのではないかなと思っています。
なので、上の話とループしますが、日々運動や音楽を適度に楽しみつつも、認知ト
レーニングも補ってあげるのがいいのではないかなぁと私は思っています。
3.遺伝の話
「子どもの能力は伸ばすことができる!」という話をすると、「でも遺伝で結構決まっちゃってるんでしょう~?」と聞かれることがあります。
確かに、生まれか育ちかは、ずっと議論が尽きないところですよね!
↓↓ はい、その答えがあります(笑)じゃじゃん。
答えは領域によって違いますが、知能は25%、学力は50%が環境次第です。
身長や体重などの外見と比べて内面は、ブラッシュアップの余地が大きいです。
また保護者が子どもの可能性を信じて、子ども自身も「(遺伝は関係ない)頑張ればよくなる!」と信じると、努力の結果が出やすくなるという研究もあります。
ぜひ保護者の方にはお子様の可能性を信じて、楽しく無理ない範囲で幼児教育を楽しんでいっていただければというのが私の願いです。
またどんどんおうちで簡単にできる知育遊びをシェアしますので、もし幼児教育や子育てなど興味があれば、ぜひ
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ではでは!