くろこの生き様

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会社経営7年目ママの考えてたどりついた生活・仕事・子育て全部

小学校は公立?私立?国立?元幼児教室経営の母親が考える。

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こんにちは!

首都圏に住んでいるとちらほら「小学校受験する?」みたいな話になったりしませんか?

自分の考えを整理するために書きました。

たぶんに主観が入ってるので、参考程度にどうぞ!

 

1.どうして小学校受験を検討してますか?

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小学校受験を志す人は、大きく5つにわかれるかその組み合わせなように思います。

①私立志望タイプ

施設の立派さ、海外研修の充実などをみて、その教育を子どもに受けさせたいと思う

②公立回避タイプ

色んな子が集まる公立に学級崩壊などの懸念を抱いている。

③国立志望タイプ

学費が公立と変わらないのに、いい先生と選抜された子どもたちで教育を受けられるから国立に行かせたい。

④中学・高校・大学受験の回避タイプ

小学校受験は親の頑張り。一貫校に行くことで、子どもが趣味などに熱中する環境を整えてあげたい。

⑤中学校受験志望タイプ 

中学校受験で名門校に行かせたい。公立だと受験する子・しない子の両方がいるが、中学受験を全員が目指す学校ならより子どもも集中して中学校受験準備ができるはず。

 

どうでしょう?

一口に国立・私立小学校といっても、大学までの一貫校もあれば、基本的に全員中学受験をする学校もあります。

保護者がほぼ全員共働きの学校もあれば、母親がほぼ全員専業主婦の学校もあります。

 

私立小学校のいいところは、偏っているところだと思います。

私立小学校は公立のように万人に少しずつ受け入れられることではなく、ターゲットに「ぐさっ」と刺しにきています。

もし受験をさせる場合は、私立小学校に求めることを明確にして、保護者とお子様にあった学校を探すことが肝になると思います。

 

2.子どもにどう育ってほしいのか?

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私の場合は自分の子どもには、「自分の人生を楽しみながら豊かに幸せに生きていってほしい」と思っています。

「楽しく豊かに幸せに」生きていくというとのほほーんとした感じがしますが、そのためには、

周りにいい仲間を集めるコミュニケーション能力・リーダーシップ、やさしさ、愛情深さ、判断力、決断力、経済的な自立などたくさんの要素が必要になってきます。

 

私は全部を教えてあげられるとも思わないし、いいお友達・先生から学ぶことも本当に多いと思っているので、子どもの適性を見て「環境を整える」ことを親としてやっていってあげたいなと思っています。

 

うちの娘は負けん気が強くて周りのお友達の頑張りにひっぱられる(逆に周りがやってないと一切やらない)ので、周りの子たちが頑張り屋さんな環境に入れてあげたいと思いました。

 

3.時代と私の育ちの背景

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私は、自分のような田舎から出てきた何も持たない「不器用女子」がコンサル・起業・ネット事業などいろいろなお仕事をしながら子どもを(今のところ)養えているのは、すべて親が与えてくれた教育のおかげだと思っています。

教育こそが、親から子どもに与えてあげられる唯一のものと信じています。

①公立の学校への懸念

もちろん素晴らしい公立小学校も、先生もたくさんいらっしゃると思います!私も公立小学校出身です。

ただ、実際に通わずにデータを見たり話を聞くに、懸念する点がいくつかありました。

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1.公立の小学生は塾漬けらしい

私自身は、小学校は公立で中学校受験をしました。

私は中学校受験の塾に小3から通っていて、塾と小学校の勉強のレベルの差に驚いていました。小学校の勉強は、「2年前に塾でやったわ」という内容ばかりで刺激ゼロでした。

小学校は学ぶというより友達に会いにいく場所で、勉強は「塾と自宅」。

当時はそれが自分にとっての当たり前だったのですが、今考えるとまるで夕方からヤル気が出て残業するサラリーマンのようじゃないですか。。

できれば、自分の子には小学校の勉強でもたくさん学んでほしい、と思っていました。

 

東京ですでに子どもが小学生の友人いわく

「東京では、ある程度所得の高い家はみんな中学校受験するから1年生からSAPIXに通うのよ。じゃないと定員になって塾に入れないのよ。」

 

「え、なにそれ。。」

 

小学校には朝8時から昼の3時くらいまでいるのに、勉強は夜に塾でするなんて。。日中の時間の無駄じゃないか。。と思いました。

 

2.公立の評判いい小学校は、所得の高い家庭が多いかで決まるらしい

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不動産屋さんに「ここは人気の学区なんでファミリー向け物件はすぐうまるんです」と言われて、

「そもそも人気の学区・評判のいい小学校ってなんですか?

この小学校は生徒が増えすぎてプレハブ校舎だし、元の校舎も古い、先生も入れ替わる、何がいいんですか?」

と聞くと、

「ほとんどの子が中学校受験するので塾に通っていて勉強へのモチベーションが高いんです。

駅近に所得の高い人は住むので、人気の駅の駅近の小学校はだいたい人気学区です。」

とのことでした。

 

小学校のサービスではなく利用者の質で決まるのが小学校の評判だと私は理解しました。 

 

3.同じ先生が全教科を教えながら、学力ばらばらの子ども30人をしつけるのは無理

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私は、保育園を経営して多くの子どもたちを見てきたので断言します。

「エリアだけでは子どもの質はそろわない。

色んなレベルの子を一斉に教えると授業の質は下がる。」

 

また、一人暴れる子・座れない子がクラスにいたら、先生は一人しかいないわけなので、授業が止まったりいい授業ができなくなります。

でも、公立の小学校には学校が生徒を選ぶ仕組みはありません。

 

ダンス・プログラミング・英語・国語・算数・理科・社会を同じ先生が教えるのもナンセンスです。この仕組みに無理があると思うは私だけでしょうか。。

どんなスーパーマンが日本中の小学校の先生になっているんだ。。

 

私立小学校は、科目担任制だったり、クラス担任が2人いたりするところもあります。

4.小学校の先生の倍率が低すぎる

 

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出所:

https://www.zenkyokyo.net/assert/1868

 

言わずもがな、教育は先生が命です。

でも小学校教員試験の倍率は下がり続けています。

私が小学生だったころは倍率が10~12倍だったのに、今は3倍を切ろうとしています。私たち親が通った公立の小学校と今の小学校、まったく同じと考えずに一度きちんと見て判断した方がいいなと私はこのデータを見て思いました。

 

私立の小学校も先生についても先生の志願者が少ないのは同じ状況だと思いますが、給与を公立より高く設定して各小学校で採用しているので、少し状況は違うのかなと思っています。

②さらなる格差・グローバル社会の到来

詳しくはまた書きたいと思いますが、オンライン化・グローバル化で「頭を使って仕組み・ビジネスを作れる人」と「手を動かして言われたことのみをやる人」の差はどんどん開くと思います。

 

アメリカやイギリスよりも日本は平和であってほしいとは思いますが、もしかすると日本の未来の姿に近いのかもしれません。

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国民の上位1%が33.8%の富をもち、下位50%は2.5%の富しか持ちません。

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アメリカ人の子どもの5人に一人は相対的貧困です。(1日当たり1.25ドル以下で生活)

 

アメリカやイギリスでは、「エリート教育は格差社会の源」と揶揄されることもありますが、富裕層の親は総じて教育熱心です。

幼児教育的にも、小学生は脳が発達する時期なので、娘にはしっかり6年間で頭を使ってほしいと私は思いました。

 

③私立小学校への期待

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私は、少なくとも低学年では塾に行かせたくないので、「勉強は学校で完結してほしい」と思っています。

また、私が仕事をしていて平日にどこかに連れていってあげられないので、体験なども充実しているといいなと思いました。

 

本当は英語もしっかりやってくれるところがあればとは思っていましたが、英語の授業は難易度や深さはどうしても下がるので、小学校は母国語で思考力を磨く場として考えました。

 

実際に入ってみないとわかりませんが、「塾に行かなくてもしっかり勉強&体験もたくさんできますよー」と言っている小学校があったので、我が家はそちらに受験を決めました。

 

④公立に行かないことに対するリスクはない

公立でしかできないことが逆に行かないことのリスクになります。

なので、行かないことへのリスクも検討しました。

※お金の話は除く。

 

1.近所に友達ができない

もし教育熱心なエリアに住んでいれば、私立小学校に行かせている人も一定数いるのでたぶんご近所の友達は何人かできます。

私は娘を3駅離れた英語などをする保育園に通わせてますが、同じバス停には10人の園児がいます。

あと、気の合う友人は近所じゃなくても遊ぶので大丈夫だと思います。

 

2.色んな家庭があることを知れない。

これは私も考えました。

というのも、私は田舎の偏差値のつかない高校から一橋大学に行ったため、周りにいる人の振れ幅がすごいのが一つの原体験だったからです。

でも、特に小学生の時は周りからの影響を受けやすいので、ある程度自分の人格ができあがるまでは、親がいいと思う環境にいさせたいと思いました。

中学校からは子どもの意思である程度は環境は選べばいいと思います。

また、習い事などしていれば、色んな家庭の友達にも会えるでしょう。あえて、小学校でいろんな家庭の子どもにふれさせる意味はそんなにはないなと思いました。

 

家庭によって考え方は様々ですが、お金以外で我が家の場合は小学校受験をしないことの理由がないなと思えてきました。

 

3.一生けん命やってダメだったら公立で頑張ろう!

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私は中学・高校受験に失敗して、「なんでダメだったのか」と自分でしっかり考えることで、大学受験は合格しました。

それに、中学・高校であった友人は一生の財産になっています。

 

もし小学校受験される方は、「私立じゃなきゃダメー!」と思わずに、選択肢を増やすくらいのつもりでやってみるといいかもしれないですね!

 

参考になると嬉しいです。

ではでは~。

 

興味持ってくれた方、こちらの記事もどうぞ。

 

↓小学校を私立に行かせられるように節約した話

 

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 ↓移住もした話

 

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