元プリスクール園長が教える、未就学児(ベビー・子ども)がどんどん英語を身に着ける方法(1~3歳編)
この記事の目的
こんにちは!くろこです。
子どもが英語を無理なく大好きになる方法について書いていきたいと思います。
私がプリスクールを始めた理由の一つに、英語を一人でも多くの子どもたちに身に着けてほしかったからというのがあります。
子どもたちが大人になる時代は、少子高齢化が今よりも進み、日本の市場は縮小。子どもたちが働き盛りの2050年(33年後)には日本の人口は1億人を切り、しかも40%近くが65歳以上です。一方で世界の人口予測は97億人。日本人の比率は地球上にいる人間の1%、65歳以下の日本人で見ると0.6%です。なんというマイノリティ。。
そんな時代に日本語しか話せないと、プライベート・仕事ともに可能性を大きく狭めることになってしまいます。私たちの子どもたちには、いまだかつてない時代を生き抜くための頭(地頭)・スキル(英語など)が必要なのです。
英語学習は早く始めれば始めるほどよいです。(理由はのちにデータとともに記載します)
私が脱サラして幼児教育に取り組んだのは、この来たる未来の中で愛する子どもたち世代に楽しく豊かに生きていく力をつけてほしかったからです。
母国語で考えぬく力はもちろん重要ですが、英語も時代の要請により必須です。ぜひこのブログを読んだ未就学児のお子様がいらっしゃる方にはおうちでも取り組んでもらえればうれしいです。
- 英語はいつ始めるべき?
- 早すぎたら日本語と混同して発語は遅れない?
- 親が英語が苦手でも大丈夫?
- どうやって教えたらいいの?
- ネイティブの人と話す機会は必要?
1.英語はいつ始めるべき?
人が第二言語をネイティブスピーカーとほぼ同等の堪能さで獲得することができるのは7歳までです。7歳を過ぎると脳の別の回路から理解することになり、獲得できる言語レベルが急に落ち込みます。
引用:いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55
人間の脳とは非常に効率よくできていて、生まれたときはいろんな音を聞けるようにできているのですが、2歳くらいまでに聞かなかった音は聞き分けられないようになるそうです。大人になった私たちが英語を話す機会があると必ず苦労するのが「発音」です。日本語と英語の音は異なります。特に"r"/"l"や"s"/"th"なんかは日本語にない音の違いなので、苦労する人が多いのではないでしょうか。
なので、2歳くらいまでは英語をききはじめておいてほしいと思います。2歳までに英語を聞いていると、それらの違いも自然と聞き分けられるようになるそうです。
また、2歳くらいまでの子どもは恥ずかしさなどもなく、楽しみつつ自然と身につけられるのでそういった点でもいいなと思います。英語をスムーズに学べるようにするには、遅くとも7歳までにはスタートしてください。
ただ、教室を運営していた私がいうのも変ですが、「英語を聞く習慣=教室に通う」ではないので、おうちでもできることはたくさんあります!今回はできるだけ安価に、自宅でできる方法をお伝えしていきたいと思います。
2.英語開始が早すぎたら、日本語の発語は遅れない?
親の心配としてよく耳にするのは「複数の言語を学ぶと赤ちゃんの言語習得が遅れるのでは?」。でもこれを裏付ける証拠は見つかっていません。また、2つの言語を与えた子どもも1つの言語を与えた子どもと同様に、言語学習の到達点に達することが数々の研究でわかっています。 むしろバイリンガル環境は、以下の点について、赤ちゃんの脳にプラスに働きます。①言語学習を受け入れる時期が長い②「メンタルの切り替え」が上手③「創造性」が高い④「実行機能(思考や行動を制御する認知システム)」のスキルがあがる。引用:いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55
3.親が英語が苦手でも大丈夫?
4.どうやって教えたらいいの?
2.歌(おすすめは、Nursery Rhymes)
3.単語(動物や果物、色など)
4.お話し(DVDなど)
1.Phonics
3.単語
【音でる♪知育絵本】 うたおう♪ はなそう! おうた & ことばタブレット (音でる 知育絵本)
<スティックスタイル(3歳くらい~)>
にほんごえいごなまえずかん―0さい~6さい ([バラエティ])
このスティックのついてるなまえずかん、履歴を見たら私6回購入していました。
気に入りすぎて、友人や妹などに何度もプレゼントしていました。英語だけでなく、日本語の言葉も学べるのでコスパ抜群です。胸をはっておすすめします。
音の出る絵本やCD、YouTubeは文明の利器なのですが、これらを活用するにあたって注意点があります。
ワシントン大学のパトリシア・クール教授が同じ時間の「テープ」と「生身の人間の語り掛け」で9カ月の赤ちゃんに中国語の音を聞かせる実験をしました。「テープ」で音にふれた赤ちゃんは何も学ばなかったのに対して、生身の人間から語り掛けを受けた赤ちゃんは1カ月後にはネイティブの子と同じくらい母音・子音を聞き分けていました。
引用:いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55
特に2歳くらいまでは、音楽をかけっぱなしにしたり、子どもに絵本を渡しっぱなしにするのではなく、親御さんも一緒に発音したり歌ったりする必要があるのです。
ただかけっぱなしにした音楽からは、残念ながら子どもは何も学ぶことはできません。「生の声であること」と「生の人と楽しんだという経験」が重要なのです。
それは日本語を覚えるにあたっても同様です。テレビやCDをかけっぱなしにしていても子どもに言葉はしみ込んでいかないので、親御さん・保育者がたくさん話しかけて会話を楽しむことが重要なのです。
また、お子様の耳は未就学期は、まだ機能が確立していない状態なので、CDなどのかけっぱなしはやめましょう。静かな時間と音を聞いている時間のバランスでよい耳はできあがっていきます。
15分聞いたら1時間休むくらいの感じで、ゆったり取り組むとよいです^^これは音楽などを聞く場合も同様です。
4.お話し(DVDなど)
単語などを楽しんで英語に親しんだら、DVDなどを見るのもいいですね。
ただしDVD・YouTubeなどテレビを見るのは2歳以降にしてください。また見る場合は、30分などの短い時間で切るようにしてくださいね。
米国小児科学会(AAP)は1996年に子供のテレビ視聴について発表したとき「テレビは2歳までは一切ダメ」と報じました。これが「非現実的」だとみなされ、2013年の改訂では「奨励していない」に修正されました。
赤ちゃん用知育ビデオ「ベイビー・アインシュタイン」を見た赤ちゃんは見ていない赤ちゃんよりもボキャブラリーが少ないという研究結果があります。
また2種類の研究において、「セサミストリート」が2歳以下の言葉の表現力を損なうことが証明されています。(ただし2歳以降では就学準備など他の分野に役立つことがわかっています)
引用:いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55
未就学期のお子様は、人間と人間のやりとりから刺激を受けて学ぶようにできています。知育用のビデオすら、2歳までのお子様の能力開発には役に立たないのです。
5.ネイティブの人と話す機会は必要?
自宅での英語学習はいわばインプットです。
お子様にとってお母様と楽しく英語を学ぶ時間はかけがえなく楽しい時間なので、それだけでもお子様にとっては英語を学ぶモチベーションになると思います^^
でもやはり、「英語を使って○○先生と話すんだ!」「○○ちゃんと話すんだ!」というアウトプットの場を持つのは、さらに学ぶことが楽しくなるきっかけにはなるかなと思います。
伝えたいことがあふれすぎて長くなりました。。
一人でも多くのお子様が英語大好きになりますように!!
ではでは!!